自社のアイデアで生み出した商品が、無断で転売されてしまうことがあります。
決して違法な行為ではありませんが、転売先で希望価格と異なる金額で販売されていると、商品のイメージが悪くなってしまう可能性があります。
せっかく自社のオリジナル商品なのに、他社の転売のせいで商品価値が落ちてしまったら悪影響です。
無断で転売されないようにするために、対策を練っておかなくてはいけません。
今回は、自社商品が無断で転売されたときの対処法をご紹介します。
なぜ無断転売が起こってしまうのか
多くの企業が頭を抱えている無断転売ですが、起こってしまう理由がいくつかあります。
- 需要と供給による利益獲得
- リスク軽減
- オンラインショッピングの普及
- 買占めによる価格高騰
この4つの理由があげられますが、「需要と供給による利益獲得」「リスク軽減」というのは、商売上間違ったことではありません。
「オンラインショッピングの普及」で商品が手に入りやすくなること、個人でも売りやすい環境であることは時代の流れなので仕方がないことです。
1番の問題はその背景となるやり方に問題があります。
「買占めによる価格高騰」は、明らかに高値で売る目的で大量購入を狙ってくることです。
買い占めることで、意図的に需要を高めて価格高騰に持って行きます。
一般の消費者は商品を手に入れることが困難になり、高値である転売業者で購入することになってしまいます。
これらの要因が合わさることで、無断転売が発生し、制御できない状態が続いています。
無断転売の見極め方
無断転売の見極め方はいくつかあります。
多くのケースがAmazonから引用するケースです。
見極め方がわかれば、早めに無断転売を見つけることができ対策ができます。
画像をチェック
画像をAmazonから引用すると白抜きになっているのでわかりやすいです。
Amazonは1枚目の画像が白抜きにしなくてはいけないので、他サイトで白抜き画像だった場合は転売の可能性がグンと上がります。
商品説明をチェック
画像と同様に商品説明文が同じだったら、そのまま引用されている可能性が高いです。
画像と合わせて、商品説明文もチェックしましょう。
出品者のプロフィールチェック
出品者の販売プロフィールや販売履歴を見て、信頼性を確認しましょう。
不自然なプロフィール内容や新規の場合は、転売業者の可能性があります。
無断転売の対処法
無断転売の対処法で確実なものはありません。
ECサイトによっては規約違反となる場合もありますが、載せては注意してのイタチごっこになってしまうケースが多いです。
もし、自社商品を無断で転売している業者を見つけたら、問い合わせフォームや電話で問い合わせるようにしましょう。
無断転売が狙われる商品
転売業者が狙う商品はいくつかの条件があります。
自社で取り扱う商品の中で、狙われそうな商品をピックアップしておきましょう。
希少性のあるレアな商品
希少性のある商品は需要が高く、価格を上げやすいので転売業者には魅力的な商品。
正規店では完売してしまい、自分のところでしか手に入らない状態になれば大きな利益が狙えるからです。
価格差の大きい商品
販売価格が相場よりも安ければ、転売業者が適正価格で売れば利益が出るので狙ってきます。
オークションに出ている
オークションは一般の個人の方が出品しているので仕方のないことですが、転売業者がそこで安く仕入れることがあります。
まとめ|自社商品の無断転売を防ぐ対処法
転売業者はどれなのか、どのように無断転売を防げるのか、明確な対策はありませんが、野放しにしてしまうと自社の売上はもちろん、商品イメージとして良くありません。
本来であれば本当に欲しい人だけに販売できれば良いですが、あからさまな大量購入で無い限り判断が難しいです。
無断転売を見つけた時の対処法をつくって、対策を練るようにしましょう。
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